連載

【embotでプログラミングを学ぼう①】命令は1列に整列!:課題編

解説編で知ったプログラムの技を使って、次の課題に挑戦してみましょう。

課題「オリジナル手旗信号」を作ろう!

手旗信号というのは、両手に旗を持ち、その動きだけで遠くにいる人にメッセージを伝える連絡手段です。embotオリジナルの手旗信号を作ってみましょう。

まず、embotオリジナルの手旗信号のルールを考えました。「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3種類です。この3つがあれば、簡単な質問に答えることができます。

ルールは考えたのですが、embotのプログラムはできていません。みなさんが、embotの手旗信号の動きをプログラムしてください。

動き出しのポーズを決めておくと動きの違いがわかりやすくなるので、どの手旗信号にもはじめに両手を上にあげた90°の状態のポーズが入れてあります。

さて、みなさんに質問です。「今日の朝食にパンを食べましたか?」。パンを食べた人は「はい」、ご飯や何か別のものを食べた人は「いいえ」、朝食を食べなかった人は「どちらでもない」を選んで、手旗信号のプログラムを作ってください。

プログラムの解説とポイント

「はい」を例に、手旗信号のプログラムを作りましょう。embotの手に旗を作って貼り付けると手旗信号らしくなるので、ようじと色紙などでぜひ作ってみてください。

「はい」の動きのルールを確認します。

次に手の向きとサーボの角度の関係をおさらいしましょう。embotのポーズの絵から、手の角度を考えます。手旗信号の図をよく見て角度を判断してください。

「レベル1」で「新しいプログラム」を作成します。使用する命令ブロックは、下の図の3種類です。

「はい」の手旗信号のプログラムは下の図の通りです。

[ポイント1]

左右の手は同時に動いて欲しいのですが、プログラムの命令はサーボごとに分かれているので、左右順番に並べます。プログラムは上から順に猛スピードで実行されるので、これで手が同時に動いているように見えます。

[ポイント2]

次の動きに行く前に必ず「待つ」をいれましょう。「待つ」の秒数によって、動きの印象が変わります。プログラム例では、両手を90°に挙げた最初のポーズのあとだけ少し長めの秒数にしています。

「はい」の動きのプログラムを実行したembotを動画でご覧ください。

まとめ

命令を1列に並べるというプログラミングのルールがわかれば、embotアプリの「レベル1」を使いこなせます。並べた命令が、上から順に猛スピードで実行されていく様子をイメージして、命令のブロックの並べ順や「待つ」の使い方に慣れていきましょう。手のサーボ、ライト、ブザーを自由に使ってembotにぜひいろいろな動作をさせてみてください。

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