【コラム】ものづくりがもたらす教育効果ってあるのか考えてみた
ものづくりがもたらす教育効果ってあるのか考えてみた
こんにちは、こんばんは
e-Craftのヤマダです
embotって、キットの中に入っているダンボールをクマの形に組み立て、モーターやLEDライト、ブザーなどを組み付けてアプリで動かすだけだと思っていませんか?
実はものづくりをする上でとても大切なことを体験できるおもちゃであり、プログラミングを学習するための教材でもあるのです。
プログラミングは日本でも小学校・中学校・高校と必修化されましたが、ものづくりをして工夫しながらプログラミングして動かすような個別最適で非認知能力を養うような学び方は、授業過程ではなかなかできないのが現状ではないかと思います。
学校などのフォーマルな学習の場でも学びながら、学校外などのインフォーマルな学びの場で継続して学んでいくことが、創造性や非認知能力を高めるには効果的なのかもしれません。
出典:http://life-slc.org/about/about.html
2000年代から学校教育外の学習であるインフォーマル教育の研究が進められ、中心的な役割を担ったワシントン大学・スタンフォード大学・SRIが共同設置する LIFE センターでは、上図のように人の一生の学習時間の中で、体系化されたフォーマルな教育は19%程度に過ぎず、大半が正規の教育によらない学習に占 められていると結論づけています。有史以来、公教育外での教育的実践によって、生きるための力を体得してきたことがわかります。
教育用プログラミング環境として広く使われている「Scratch(スクラッチ)」の開発を率いたことで知られる、米MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ教授のミッチェル・レズニック氏は、これからの時代子どもたちが活躍するために、仕事においても生活においても、創造的かつ体系的に思考し、批判的に分析し、協同的に活動し、情報を交流・共有し、継続的に学ぶことが必要だと語っています。
出典:ミッチェル・レズニック著『ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則』(日経BP社、2018)
ー創造的な思考をするためには、「創造的学びのスパイラル」が重要であり、アイデアを想像・発想し(Imagine)、そのアイデアに基づいてプロジェクトを創造・創作する必要があります(Create)。そして、その創造物で遊び、実験します(Play)。さらには、それを他の人と共有します(Share)。そして経験したことを振り返ります(Reflect)。この連続スパイラルが新しいアイデアやプロジェクトを再び想像(Imagine)することにつながります。
子どもたちが想像・創造・遊び・共有・振り返りの良いスパイラルに入れるように支援することが、創造的思考者へと導くのです。
出典:http://csforall.jp/interview/3130/
創造性を育むためには、アイデアを形にし、何度も失敗しながら工夫して遊んでみることで身につくということじゃないかと思います。
embotにはこのプロセスを体験するための要素がたくさんあります。
embotでたくさん工作してものづくりを楽しみながら、創造的思考力を身につけてくださいね!