連載

【embotでプログラミングを学ぼう⑨】たくさんの道に分かれるプログラム:解説編

目次

  1. 【embotレベル】4
  2. 【プログラムの技】条件を2個以上使う
  3. 【主に使うプログラム】if、へん数

これまでに【embotでプログラミングを学ぼう④】で、条件を使って道が分かれるプログラムの作り方を学びました。今回は条件のもう一歩進んだ使い方を覚えます。

3本の道に分けるには……

条件を使うと、プログラムを2本の道に分けることができました。次の図の右側のように1個の条件で一気に3本の道に分けることはできません。

3つの道に分けるには、次の図のように、条件を2個使います。

embotでやってみよう

さっそくembotで3つの道に分かれるプログラムをつくりましょう。フローチャートの画面で次の図のとおり、[start]、[end]ブロック各1個、[function]ブロック4個、[if]ブロック2個を置き、線でつなぎます。[if]ブロックが条件を作るためのブロックで、3つの道に分けるための役割をします。

練習として、ここでは「ド」「ミ」「ソ」のどれかの音が出るプログラムを作ります。各ブロックの役割と手順をイメージしておきましょう。

プログラミングの手順

  1. (1)条件で使うための変数を作る
  2. (2)[if]ブロックの条件を作り3本の道にわける
  3. (3)3本の道の[function]ブロックのプログラムを作る

(1)条件で使うための変数を作る

[start]ブロックのすぐあとの[function]ブロックを開き、次の図の通りプログラムを作成します。「へん数1」という名前の変数を作り、1~3の乱数を入れます。

変数を作るときは[+へん数]ボタンを押します。[○に○をいれる]ブロックは「へん数」カテゴリー、[○から○までのらん数]ブロックは「えん算」カテゴリーにあります。

(2)[if]ブロックの条件を作り3本の道にわける

1個目の[if]ブロックは「[へん数1]=1」という条件にして、[へん数1]が1の場合に「○(はい)」に進みます。2か3だった場合は「×(いいえ)」に進み、その先にある2個目の[if]ブロックにぶつかります。

2個目のブロックは「[へん数1]=2」という条件にします。[へん数1]が2の場合に「○(はい)」に進み、3の場合は「×(いいえ)」の道に進みます。

これで、「へん数1」の数字に応じて、3つの道に分けることができました。

(3)3本の道の[function]ブロックのプログラムを作る

さいごに[function]ブロックにそれぞれド、ミ、ソが3秒鳴るプログラムを作成します。

これで完成です。フローチャートの画面に戻って、プログラムを動かしてみましょう。毎回どの音が出るかわかりませんが、ド、ミ、ソのいずれかの音がでます。

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