【Master Nuコラム②】Nuの過去と偉人の歴史「プログラミング”を”学ぶ」ではダメ!?
embotはプログラミング”を”学ぶものではない!?
ドクター(博士課程)じゃないよ、マスター(修士課程)だよ!でお馴染みの、embotの生みの親、Master Nu(マスターヌー)です!
第2回の今回は私のプログラミングを始めたときの過去を振り返りながら、embotを使って学んでほしいことについてお話しさせていただこうと思います。
色々なプログラミング教材があるけど、embotはどういう特徴があるの?という質問はよく頂くので、
どのような想いで企画・開発しているのかを語らせていただきます!
私のプログラミング学習は苦行でした…
私がプログラミングを始めた時の最初の難所は「高価なPC」と「環境構築」でした。
特に環境構築は当時の私にとっては意味不明で、英語だらけのサイトにアクセスしては、訳のわからんパッケージのダウンロード&インストールを繰り返しました。
背伸びして買ったMacに次々に訳のわからんものが追加されていく様は、効果がよくわからない高価な健康食品を食べているような独特の不安感がありました。
ついに、手を動かせるステップに辿り着き、最初に着手したのは「Hello, World!」という文字列を表示させることでした。
表示できた時に達成感を感じる人が多いのかもしれませんが、私の感想は「こんにちは、世界!ってなんじゃい!」でした。
「そうか!楽しいのはハードウェアプログラミングだ!」と思い、秋葉原に行ったのですが、そこは想像以上に怖いHello, World!でした…。
電子パーツショップはびっくりするくらい殺伐としており、狭い店内でリュックを前に抱えていないだけで、視線で攻撃されていると勘違いするほどビクビクしてしまいました。
初回は詳しい友人と一緒だったので、まだ良かったのですが、2回目は恐怖で満足いくものが買えず、謎のアンプキットなるものを買って帰りました。
3回目くらいでやっとのことで基板とブレッドボードという穴だらけの四角い物体を繋ぎ、Lチカに着手。
Lチカというのは某コンビニのフライドチキンではなく、LEDをチカチカ点滅させることなんです。
こちらも同じように達成感を感じるというよりは、「こ、これだけ…。」でした。
私の場合は凄腕プログラマーの友人が、「まずは、結果が見えやすいフロントの開発からやってみよう!」とか「モーターの動きの部分だけ分担してもらえる?」などと、
モチベーションコントロールしてくれたので、何とか続けられましたが、友人がいなかったら、「こんにちは世界!チカチカ…」で終わっていたと思います。
偉人たちは「プログラミングを学ぶぞ!」で学んでいなかった!
embotをプログラミング教育サービスにするぞ!とピボットさせる時に、
「何とか苦行を減らしたい!」
という気持ちと
「プログラマーという道を選んだ時に役に立つサービスにしたい!」
という両立が難しそうな想いがありました。
そして、1つの疑問が生まれました。
「活躍しているプログラマーはどういうキッカケでプログラミングを始めたんだろう」
著名なプログラマーや凄腕の友人に聞いてみたところ、ほとんどが「つくりたいものをつくるため」でした。
プログラマーの皆様へのヒアリングにより、embotの方針は決まりました。
「つくりたいものをいきなりつくれる!」です。プログラミング教育という言葉が、ついついプログラミングを学ぶことを目的にしてしまいそうな言葉ですが、
実は、つくりたいものをつくることが目的で、そのためのツールがプログラミングなのです。
つくるために、ツールの使い方を最低限知る必要はありますが、あくまで「つくるため」なのです。
「プログラミング”を”学ぶ」のではなく「プログラミング”で”学ぶ」ことが重要だと思うようになりました。
つくりやすいツールを選ぼう!
生成AIやChatGPTなど、ツールはどんどん進化し、どんどんつくりやすい世の中になることが予想されます。
プログラミング教育に対して、「プログラミングというツールを習得する」意識が強い方は
「プログラミングを使ってどのようなものがつくれるか」の意識に少し変えてみることをオススメします!
embotのYoutubeでは「embotでお題に答えまShow!」というライブ配信を定期的にしています。
毎回出される「お題」が何をつくるかの取っ掛かりやヒントになると思っております。
ご興味のある方はぜひチェックしてみてください!
では次のMaster Nuコラムでお会いしましょう!