連載

【embotでプログラミングを学ぼう⑦】予測できない動きをプログラムする:課題編

目次

  1. 【embotレベル】3
  2. 【プログラムの技】「乱数(らんすう)」を使う
  3. 【主に使うプログラム】えん算-らん数

解説編で知った新しいプログラムの技を使って、次の課題に挑戦してみましょう。

embotうらないをつくろう!

embotをうらないロボットにしましょう。embotの左手を動かして、手が指した場所が今日の運勢です。embotにうらない結果を書いた紙をつけ、左手には矢印をつけます。左手の角度を、サイコロのように「たまたま出た数」にすれば、うらないが作れそうですね。

実際にうらない結果と矢印を貼ったembotです。

 

プログラムの解説とポイント

フローチャートの画面で[start]、[function]、[end]ブロックを1個ずつ置いて矢印でつなぎ、[function]の編集画面を開きます。

[function]のプログラムは次の図の通りです。ポイントは、左手(サーボ1)がうらない結果を指す時の手の角度を、乱数(らんすう)で指定することです。[○から○までのらん数]ブロックを使用します。また、最後にライトを3秒つける指示をいれて、占い結果が出たことを知らせる効果をつけました。音をならす効果をいれても良いですね。

[ポイント]

左手を動かす乱数(らんすう)の範囲は、「0から180」です。うらない結果は半円型なので、手の角度は0°から180°のどこかの数字になって欲しいからです。

フローチャートの画面に戻って、embotでプログラムを実行してみましょう。今日の運勢はどれになりましたか? 繰り返し実行すると、毎回違う位置を差すことがわかります。

このプログラムを動かした動画です。3回挑戦しましたが、残念ながら「さいこう」の運勢は出ませんでした。

まとめ

乱数を使うと、実行するたびに違う反応をするプログラムを作ることができます。今回の課題と同じ仕組みで、うらないだけでなく、おみくじやジャンケンなども作れそうですね。ぜひ挑戦してみてください。

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