おうちで水族館が楽しめる!ダンボール工作で好きな魚を動かしてみよう
ダンボール工作というと、どのようなものを思い浮かべますか?大きなダンボール箱を使ったおうち作りや、細かな作業を活かした迷路作り、実際に使える貯金箱作り…。作れるものの可能性は無限大ですが、今回はちょっと変わりダネの「動く水族館作り」をご紹介します。水そうを作ったら、好きな魚や水生動物を調べて自由に工作。そして「embot」を使ってプログラミングをし、作った魚を思い通りに動かして楽しみます。まずは手軽にできる紙皿を使ったコンパクトな水族館作りをご紹介していますが、もちろんダンボール箱を使って少し大きなものにアレンジすることも可能です。ぜひチャレンジしてみてください!
楽しみながら学べる!ダンボール工作のおすすめポイント
道具の扱いを学べる
子どもが大好きな工作遊び。中でも「ダンボール工作」が注目を集めています。強度のある紙素材でダイナミックに遊べることが人気の理由ですが、大人の視点で見てみると、「遊びの中に学びの要素がある」というメリットもあります。
例えば、ダンボール工作では、ダンボールや色紙など様々な材料を使いつつ、はさみやカッター、接着剤といった多様な道具の扱い方を学ぶことができます。色紙のような薄い紙をはさみで切る作業は、園児の頃から少しずつ練習を始めますが、より強度のあるダンボールを使った工作では、異なる力加減のコントロールを学ぶことができます。
また、「大きなダンボールをカットする時には、はさみではなくカッターを使う」「ダンボールの組み立てにはボンドを使うけれど、色紙でのデコレーションにはのりを使う」「ダンボールをしっかり組み立てたい時はガムテープも使える」のように、同じ「切る」「くっつける」といった目的に対しても、道具の使い分けという視点を持つこともできます。さらに、カッターを使う時には、切る力だけでなく素材を手で押さえておく力も必要になるなど、安全面にも配慮した工夫を重ねながら正しく使えるようになっていきます。
子どもの知識や創造力を広げるのに最適
「学び」という視点で考えたときに、ダンボール工作のメリットはまだまだあります。ダンボールを使ってどんなものを作ろうか、どのような手順でどうやって作ろうかと試行錯誤をする過程では、どんどん創造力が培われていきます。
例えば、今回ご紹介する水族館作りでは、工作ステップでの学びに加えて、どんな魚や水生動物を登場させようかを考える中に創意工夫が生まれます。どんな魚がいるのか図鑑で調べたり、詳しい色や形を知るために本やネットで情報収集したりする中で、好奇心を養い調査力を培うこともできるでしょう。
創造力とは「独自の方法で、新しい何かを創り出す力」のことですが、これは大人の世界でも役に立つ力です。子どものうちに遊びを通して創造力を育むことは、生涯役に立つ能力につながるでしょう。
ダンボール工作✕プログラミングの「embot」で、動く水族館制作がおすすめ
ダンボール✕embotがおすすめな理由
これまでご紹介したように、ダンボール工作には、幼児期〜学童期の子どもの遊びとして様々なメリットがあります。「何を使おうかな」「どんなものを作ろうかな」と試行錯誤する過程では、創造力や想像力、工夫する力、最後までやりぬく力などの非認知能力を育むことができます。
また、最近小学生を中心に人気のプログラミングも、自分で作りたいものをイメージし、その実現に向けて様々な工程を組み合わせていく中で、「創り上げる喜び」を楽しみながらスキルアップすることが可能です。
この2つを組み合わせたembotでは、工作する力や簡単なプログラミングスキルに加えて、最近話題のプログラミング的思考も身につきます。embotで「自分で工作したものを、自分で組んだプログラムを通して動かす」という経験を通して、どんどん創造の世界を広げていけるのも魅力。ダンボールに限らず、空き箱などの身近な生活素材を使って、様々なアイデアが生まれていくでしょう。
小学校の学習理解を深める!学びのポイント
embotを使った工作は、小学校の学習内容の理解を深める上でも効果的です。
例えば、embotを使った水族館作りでは、小学校の理科の学習理解を深めることができます。この制作では、自分の好きな魚を選び、水草や岩などのレイアウトも自由に工夫することができますが、そこに水の生き物に関する知識が役立ちます。小学校4年生では季節の変化に合わせた生き物の変化を、5年生では魚の誕生と成長を、6年生では生物の暮らしと環境について学習します。本や図鑑を使って調べながら、「あなごは岩に隠れるように配置しよう」というように生態に合わせた工夫をしたり、季節性のある魚を組み合わせて選んだりして、理科の学習理解につなげることができます。
実際に水族館に行って海の生き物を観察する機会があれば、見たものをembotで再現するのもおすすめです。実体験に基づいた工作なので会話が広がりやすいほか、小学校の学びのテーマでも挙げられるSDGs(持続可能な開発目標)※につなげることもできます。SDGsの14番目の目標「海の豊かさを守ろう」の視点を交えながら、親子で話し合ってみるのも良いでしょう。
※SDGs(持続可能な開発目標)とは、持続可能でよりよい社会の実現を目指す、世界共通の目標のことです。2030年を達成年限とし、「貧困をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」のような17のゴールと169のターゲットから構成されています。
動く水族館の作り方
今回ご紹介する水族館作りでは、自分で工作した魚や水生動物を、embotを用いたプログラミングで動かして遊びます。かわいくデコレーションしたり、動きだけでなく光もプラスしたりと、子どもが楽しんで取り組めるポイントが盛りだくさんです。ここではダンボールは使用しませんが、紙皿や厚紙など、やや強度の強い紙素材を使います。カッターを使った作業もあるため、大人が見守りながら進めるようにしてください。
●材料
用意するものはこれだけ。どれも、子どもにとって身近なものばかりです。
・工作マット ・紙皿✕2まい ・ラップ ・えんぴつ ・のり
・コンパス ・カッター ・厚紙 ・はさみ ・色紙 ・セロハンテープ
●工作編
工作パートは、①水そう作り、②魚作りの2つに分かれています。カッターナイフやはさみを使うので、大人が見守りながら、手を切らないように十分注意しましょう。
まず、紙皿に大きな穴をあけてラップでふたをします。
これで水そうの完成です。
続いて、魚にサーボモーターを取り付けます。自分の好きな魚を調べて色紙等で切り出し、配置したい場所に穴をあけます。穴をあける際はコンパスを使用するので、けがをしないように注意してください。
これで水族館の完成です!
詳しい作り方は、「動く水族館を作ろう!〜工作編〜」の動画をご参照ください。お子さまと一緒に、一時停止しながらご覧いただくことをおすすめします。
●プログラミング編
工作が完了したら、タブレットでプログラミングを進めていきます。embotアプリはシンプルで分かりやすいため、魚たちを動かすための仕組みを自分で組み立てることができます。
水族館を思い通りに動かすために、様々な命令を順番に組み立てていきます。
子どもが視覚的に分かりやすいよう工夫されているため、楽しく取り組むことができます。流れに沿って進めていけば完成です!
詳しい仕組みは、「動く水族館を作ろう!〜プログラミング編〜」の動画でご紹介しています。お子さまと一緒に、一時停止しながらご覧ください。
また、「動く水族館の作り方」と「プログラミングの手順」は、PDFでダウンロードしていただくことも可能です。合わせてご利用ください。
YouTubeの「embot エムボット 公式チャンネル」では、他にも様々な工作をご紹介しています。ぜひチャンネル登録をしてお楽しみください!
https://www.youtube.com/c/eCraftOfficial
embotはひらめき次第!作れる作品の可能性は無限大!
embotは、ダンボールと電子工作キットを使って自分だけのロボットを作る製品です。購入時についている基本のロボットで遊び終わっても、今回ご紹介した動く水族館のように、ダンボールや身近な素材を使って様々なロボットを作ることができます。
こんなものをつくりたい。思いのままに動かしたい。
子どものそんな想いを実現することができるembotを、ぜひお楽しみください!