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実施日:2020年02月13日
2020年02月28日

実践事例/指導案6年生 理科
A分類「電気の性質」

片山由圭先生

葛飾区立東金町小学校
片山由圭先生

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まずは電気の大切さについて復習

まずは電気の大切さについて復習

プログラミングされているもの、いないものを考える

プログラミングされているもの、いないものを考える

embotをどう活用されましたか?

身近な生活にプログラミングが活用されていることやそのよさについての学習。
また、プログラミングの学習をよりよい社会づくりに生かそうとする態度に繋がるようにしました。

まずは電気の大切さについて復習

まずは電気の大切さについて復習

授業前準備は何をされましたか?

・embotの動作確認
・タブレットの動作確認
・身近な生活にプログラミングが活用されている良さに気付ける資料の作成
(街灯を例にプログラミングがあるときとないときの違いが感じられる資料)
・ワークシート「設計図」の枠を作成 ※内容項目は以下の通り
①身近なプログラミング機能のある機器の再現
・再現した機器(例:時計)
・embotの何を、何に見立てたのか(例:embotの腕の動きを秒針に見立てた)
・どういうプログラミングをしたのか(例:1秒で6度腕が動くように設定した)

②新しい機器の開発「新商品開発プロジェクト」
・新商品の名前(例:「プチ警察embot」)
・どういう商品なのか(例:玄関に人が来たら、自動でライトが付いて音が鳴る。ソーラー充電式。)
・どういうプログラミングをしたのか(例:人の温度を感知すると、20秒ライトがついて、音が鳴る。)

「for」や「wait」を使って踏切の再現に成功!

「for」や「wait」を使って踏切の再現に成功!

どんな授業内容になりましたか?

①身近なプログラミング機能のある機器の再現(信号、街灯、外灯、時計、目覚まし時計、踏切)
・理科の授業で取り扱うため、単元が途切れてしまわないように電気を生み出すことの大変さや、電気の大切さを押さえる復習を取り入れながら、今回のプログラミングの授業につなげました。
・単元の導入で「身の回りで使われている電気にはどのようなものがあるだろう」という課題の自由意見を残しておき、プログラミングされているもの、されていないものに分ける活動は、身近な生活にプログラミングが活用されていることやそのよさについての理解につながりました。
・4人グループで1つの再現を行い、1つの再現が終わったら、2つ目の再現を行わせました。1グループにつき、2つのタブレットとembotを渡し、設計図は1つの再現につき1枚書かせました。
・プログラミングの学習を始めたばかりなので、条件を「時間」に絞って行いました。

②新しい機器の開発「新商品開発プロジェクト」
・朝の時間などを使って、新商品を開発する話し合いをさせました。一人一人が開発プロジェクトの一員になることで、よいものを作り出そうという気持ちが高まったと思います。
・理科の授業で取り扱うため、単元が途切れてしまわないように電気を大切に使える商品を考えさせました。
・3人グループで新商品を開発しました。1グループにつき、1つのタブレットとembot、設計図を渡しました。
・条件を「温度」「明るさ」「湿度」に絞って、新商品の開発を行いました。

プログラミングされているもの、いないものを考える

プログラミングされているもの、いないものを考える

児童の反応はいかがでしたか?

・楽しみながら、夢中で行っていました。
・思うように動かない場合は、プログラミングの画面を見ながら、グループで意見を出し合っていました。
・振り返りでは、「私たちの周りにはこんなにも多くのプログラミングが使われていることに驚きました」「思い通りに動かないときには、必ず原因があることがわかった」「1つ1つこうやってプログラミングされていることがすごい」「プログラミングがあるから、便利でエコだということがわかった」「プログラミングは便利だけど、プログラミングのシステムが壊れると危険な世の中になりそうだ」などの意見が出ました。

「for」や「wait」を使って踏切の再現に成功!

「for」や「wait」を使って踏切の再現に成功!

embotを活用してよかったことは?

・自分でプログラミングした内容の通りに動く実物が目の前にあることは、児童の意欲につながったと思います。
・今回、総合を含めても4回程度しか触れていないプログラミング学習でしたが、多くの児童はすぐに使いこなせていました。embotのかわいい見た目も、児童の興味の入り口として有効だと感じました。
・プログラミングは難しいのではないか、と思っていた児童も、自分たちでも意外に簡単にプログラミングできることがわかり、プログラミング学習を身近に感じることができたと思います。
・教科書だけでなく、実際に自分でプログラミングし、目の前で実物が動くことにより、理解が深まりました。
・ゲーム感覚で学べる楽しさがありました。それぞれの学年、教科に即した内容で、魅力的な課題を提示できると飽きることなく取り組めると思いました。

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