実施日:2019年01月28日
雫石町立御所小学校
横沢真知子先生
embotが作図ロボットに変身!
算数「正六角形の作図」の時間に活用しました。矢印の形をしたダンボールを付けたサーボモーターと、コアを使って、「正多角形作図ロボット」に変身させました。
embotが作図ロボットに変身!
・タブレットにアプリをダウンロードしておく
・作図ロボットを組み立てておく
※30分ほどで準備ができました。
全体で考えを共有します
「中心角を等分して正多角形を作図する」ことを定着させたかったので、まず教師が黒板に正八角形を作図し前時想起をしました。
手で作図する手順を確認するなかで、「手でかくには道具がたくさん必要!」「時間がかかる」という声があがり、コンピュータを使って作図しようという課題につなげました。
プログラミングをするには「360÷6=60」の考えが必要だねと全員で確かめたあとは、グループで試行錯誤してプログラミング、作図に挑戦します。
正六角形がかけた子どもは「次は正二十角形をかく」「頂点が増えると円になってきた!」と学びを発展させていました。手で行うよりもたくさん作図できるので、チャレンジしたいという思いがもてたのだと思います。
全体で考えを共有します
正十角形に挑戦する子も
算数の授業が終わっても「もっとやりたい!」と、全員が意欲をもって学んでいたのが印象的でした。普段、算数が苦手な子も、前向きな姿が見られてうれしかったです。
また、本授業だけでなく、家で正多角形について考えてきた子がいたり、円の学習や立体の学習にも今回の学びがつながっていたのには驚きました。「三角柱も底面の頂点が増えたら円柱になるよね」という発言はこの授業があってこそだったのではないでしょうか。
総合的な学習の時間で事前にembotに慣れていたこともあったかもしれませんが、「サーボを60°にする」「サーボを120°にする」「サーボを180°にする」という中心角を等分するプログラミングはとてもスムーズでした。
正十角形に挑戦する子も
「プログラミング教育」をどう実践していくのか明確なビジョンをもつことが難しかったのですが、とにかくやってみるのが大事だなと感じました。子どもたちは新しい学びに意欲的で、私も授業をしていてとても楽しかったです。
embotは、サーボが動いて頂点を取っていくことで「内角を等分する」ということの実感をもって学習できていたことが、学習内容とマッチしていてとてもいいなと思います。 子どもたちは今も「またembotやりたいな」と言っています。こんなに子どもの心に残る教材と出会えて、改めてチャレンジして良かったと思っています!