実施日:2024年1月17日
横浜市立小学校
酒井瞬先生
プログラミングの学習の中で、無駄なく電気を利用するためのモデルとして、embot⁺を用いました。身近な生活から、電気を無駄にせずに使う例として、理科室のエアコンのオンとオフを取り上げ、アプリで条件を設定し、embot⁺の動きを決めることで、実際にエアコンの電源をつけたり消したりする動作に見立てられるようにしました。
発電・蓄電の学習の後に、節電の話になり、そこでプログラミングの必要性をおさえた上で、embot⁺を紹介しました。
①動作確認。embot⁺とタブレットを紐づけした後に、レベル1でプログラムをつくり、モーターやライト、ブザーといった動きが実際にできるかどうかを試しました。
②条件を作る。事前に教師側で試した際に、ifの機能に絞った方がよいと考え、レベル3でその機能の紹介をしました。その際にスイッチやカウンター、タブレットでどうやって条件を設定するかを伝え、実際に試しました。
理科室のエアコンのオンとオフを考える際に明るさや気温といった条件が必要だと気付き、そのモデルとしてembot⁺にあるセンサーを用いることで、条件を細かく考えることができました。その条件を設定して、実際にembot⁺の動きを変えるプログラムを考えることにつながっていきました。
事前に試す活動を行ったことで、課題に対して集中して取り組んでいました。内容を理解し、温度をどのようにすればいいかを考えたり、エアコンのオンとオフを冬場だけでなく、夏場だとどうかと考えて、プログラムを作ったりする児童がいました。
節電を考える際に、モデルとして使ったことで、理解が深まったように感じます。また、さまざまな動きをすることで、児童の意欲を高めることにもつながったと思います。