実施日:2018年07月13日
杉並区立天沼小学校
澤祐一郎先生
トライ&エラーを繰り返してゴールへ向かいます
理科「電気を使って、人の役に立つものを作ろう」という課題でembotを活用しました。
今回授業で活用したのは入門編に該当するレベルまででしたが、今後、子供たちが高学年に進んだ際には、応用編に該当するレベル以上の機能も活用して、アイディアの幅を広げさせていきたいです。
トライ&エラーを繰り返してゴールへ向かいます
人の役に立つロボットを生み出しました
まず電気の学習について振り返り、授業の中で使用したモーターとプロペラはプログラムをするともっといろいろな動きができることを確認しembotの制作へ繋げました。 プログラムの基本的なレベルを学んでからロボットを作る活動に入るのですが、ただ動かすだけでなく、クラスで決めたテーマに合うよう、試行錯誤する場面が多くみられました。 プログラムを組み、ロボットを動かしてみる。思い通りに動かなかったら、再度プログラミングし直してみる。 「トライ&エラー」を繰り返しながら、自分たちの望む動作を組むことができた時の達成感は、計り知れないものがあったことでしょう。
人の役に立つロボットを生み出しました
「embot、もっとやりたい!」授業後、多くの子どもたちが私にそう伝えに来ます。よほどembotが楽しかったのでしょう。
授業中を振り返ると、子供たちがプログラミング活動に没頭して取り組んでいました。小学校段階におけるプログラミングは、アンプラグドやバーチャル空間でのプログラミングを経て、ロボットを使ったプログラミングに展開することが多いかと思いますが、embotはロボットの動きがシンプルであるからこそ、導入として非常に教育的効果の高い教材ではないかと感じました。
電気の学習のプロペラと合体!
電気の学習のプロペラと合体!
また、学年に応じて段階的にレベルを上げて、本格的かつ実践的なプログラミングまで学べるところもembotの大きな魅力の一つだと感じています。
embotの魅力は、何よりも「ダンボール」で出来ていることではないでしょうか。 生活の中にある身近なものが本体の土台となっているため、子供たちが親しみやすく、また本体のカスタマイズも容易に出来るのだと感じます。 ロボットを使ったプログラミング教材の多くは、すでに組み立てられているものであったり、自由にカスタマイズできないものであったりします。 embotは自分の好きなデザインに装飾でき、また付け加えたい機能に合わせて本体の「形」も「動き」も変化させられるというのは大きな魅力です。