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実施日:2019年12月12日

実践事例/指導案3年生 自立活動
C分類「海の生き物を守ろう」

山口禎恵先生

つくば学園の森義務教育学校 ひばり学級
山口禎恵先生

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視覚支援のために写真を活用します

視覚支援のために写真を活用します

なぜembotを活用されましたか?

「発達障害などの影響で自己肯定感の低い子どもたちに、自尊感情を高めるためにプログラミング活動が有効なのでは」と考えて取り組んでいます。そんなとき、とある小学校で行われたembotの実践を見て、支援学級の低学年の子たちにembotを使ってみたいと思っていました。

視覚支援のために写真を活用します

視覚支援のために写真を活用します

プログラミング前にイメージ図を確認

プログラミング前にイメージ図を確認

どんな授業内容になりましたか?

特に近年世間の関心が高まっているSDGs、とりわけ海洋プラスチック問題をテーマに市の環境衛生課の方を学校にお招きし、プラスチックごみの分別について特に詳しく伺いました。そして分別を間違えやすいごみを、周りの人にも知ってもらえるような動画にまとめ、ポスターも作成。それらはつくば市のホームページに掲載されました!
授業の狙いは自尊感情を高めること。支援学級の子たちは、障害特性ゆえに、他の子たちよりもできないことがあることで、自信をなくしてしまっていることが多いと感じます。 「どうせ・・・」 「できないから(失敗するから)やりたくない!」 というような、ネガティブな反応が普段でも見られます。 でも、今回のこのような簡単な動画作りで自分たちのやったことをまとめ、多くの人たちに発信する活動を通して、 「ぼくたち、私たちもこんなことができるんだ!」 「もっと、ぼく(わたし)ができることを知ってほしい!」 というように、自尊感情を高めることで、他の学習など学校生活の色々なところで頑張ることのできる土壌づくりができたらと考えました。
より多くの人に協力してもらって分別を徹底していくことが大切であるとの考えを強め、自分たちにできることはそれを身近な人に発信していくことだとモチベーションを持ってもらいました。今回はembotを使って、分別のOXクイズをわかりやすく表現しました。

プログラミング前にイメージ図を確認

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“自分のロボット”だから集中して取り組めます

“自分のロボット”だから集中して取り組めます

児童の反応は?embotを活用してよかったことは?

大きく、2つ感じているところがあります。1つは、ダンボール素材で自分たちのこだわりを細部まで表現できるところです。自分の世界にハマりきれるからこそ、動機づけもでき、集中力を保つことができます。「もっとこういう動きがいい」…と、自発的にだんだん高度なことにも目が向いてきた様子が伺えました。
2つめには、アニメーションで簡単にプログラムを実装できるところです。まずは、「コンピューターに自分のやりたいことを伝える」経験を実際にすることが大事です。embotは手軽にこの経験ができ、かつ柔軟に発展的な内容に取り組むことができます。自分でデザインしたロボットだからこそ、「動かしたい」「かっこいい動画にしたい」という気持ちも強まったようでした。

“自分のロボット”だから集中して取り組めます

“自分のロボット”だから集中して取り組めます

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